2016年11月16日水曜日

非正規雇用者数が3%増加

 国税庁が公表した民間給与実態統計調査によると、非正規雇用者の割合が高まっていることや、企業規模による給料格差が根強く残っていることが明らかになりました。

 1年通じて勤務した給与所得者は4794万人で、前年に比べて0.8%増加しています。

 一人当たりの給与は420万4千円で、平成24年の408万円を底に3年連続で前年から増えました。

 給与所得者のうち、正規雇用者は前年から1.2%増加して3142万人、非正規雇用は3%増加して1123万人と、非正規雇用者が大幅に増えています。

 正規雇用者の平均給与は485万円であるのに対し、非正規雇用者は171万円。

 アベノミクスで雇用が増えたとされますが、所得が比較的少ない非正規雇用者の増加が雇用を押し上げているようです。

 平均給与を資本金別にみると、資本金2千万円未満の会社は359万6千円(前年352万5千円)だったのに対し、1億~10億円は460万5千円(同451万7千円)、10億円以上は577万8千円(同578万8千円)と、規模の差によって依然大きな開きがあることが分かります。

 従業員人数別でみても、従業員10人未満の会社は337万2千円(前年330万6千円)でしたが、1千~5千人の会社は491万8千円(同485万7千円)、5千人以上は503万2千円(同507万8千円)で、中小企業がなかなか賃上げに踏み切れない状況であることを示しています。