2016年1月14日木曜日

税金トラブルで市役所に放火

東京・稲城市の役所に昨年11月末日、男がバイクで乗り込み、1階の保険年金課のカウンター付近で灯油のような液体をまき、火をつけました。



職員の1人が軽傷を負っています。男はパトカーを奪い逃走しようとしましたが、取り押さえられました。

その後の調べで、男は5年ほど前から国民健康保険料などを滞納し、約100万円の未納分について市役所からたびたび督促の電話を繰り返し受けていたことが分かりました。

昨年9月には督促の電話に対して脅しの言葉を投げかけていたといい、市の通報を受けて警察がパトロールを強化していました。

国民健康保険料の滞納者に対し行政庁は、督促状の送付や電話で催告しますが、それでも納付がされないときには、通常の保険証よりも有効期間の短い「短期被保険者証」や、医療費が全額負担となる「被保険者資格証明書」を交付します。

さらに滞納が長引き1年6カ月を超えると、高額療養費などの社会保障給付が制限され、財産を差し押さえることもあります。

昨年6月1日時点の国民健康保険の被保険者数は3500万人ですが、保険料に一部でも滞納のある世帯は全国に372万世帯あります。

そのうち滞納が長引いて「短期被保険者証」を交付された世帯が117万世帯、「被保険者資格証明書」を交付された世帯が28万世帯です。