2015年5月29日金曜日

NISA投資の利益3500億円

少額投資非課税制度(NISA)専用口座での平成26年の投資総額(総買付額)約2兆9800億円に対して、年末時点の口座残高や売却額、受取配当金額などを合わせた額は約3兆3200億円と、NISA投資による〝利益〟は約3500億円にのぼることがわかりました。
金融庁が公表した「NISA口座の利用状況について」には、NISAを取り扱う全金融機関713法人に26年の制度利用状況を調査した結果がとりまとめられています。これによると、26年12月末時点でのNISA総口座数は825万3799口座で、総買付額は2兆9769億6913万円でした。
最も多く買われた商品は投資信託の1兆9440億円。上場株式9705億円、指数連動型投資信託(ETF)343億円、不動産投資信託(REIT)281億円と続きます。投資信託は上場株式と比べて長期保有する傾向が高く、その結果、上場株式の売却額は2753億円、投資信託は1084億円と、購入額で上回った投資信託がその売却額では上場株式よりも低い結果が出ました。投資信託は単純に売却するわけではなく、非課税額を確定するためにNISA口座からの課税口座への払出し(移管)をするケースも多く、約4億円が課税口座に払い出されています。
総買付額2兆9769億6913万円に対し、26年12月31日時点で口座に残っていたのは2兆7978億円。売却額が4013億円、課税口座への払出しが4億円、受取配当金額が1235億円でした。総残高、売却額、課税口座への払出し、受取配当金額を合わせると3兆3229億5644万円で、総買付額との差額は3459億8732万円。株価上昇の影響を受け、未確定分も含めて約3500億円の利益が出たことになります。